セブンイレブンでコピー誌を失敗した男の反省(その2)

 前回に引き続き、今度は「コミスタとフリーツールだけで何とかしたい、アドビの製品は
フリーのReaderしかないよ」という人向けにやってみます。
 ※コミスタ以外のアプリにも応用が利く部分に触れています。


●原稿を準備する
 コミスタで描いた原稿を「書き出し」>「画像ファイル(寸法指定)」でB5ぴったりで出力
します。
今回の場合はレイヤー統合されたモノクロ2値のPSD(何でも良いです)、単ページで。
 ※今回は判りやすいようにフルカラーのPSDデータを使っています。
 ※今回の記事を書くまで「画像ファイル(寸法指定)」は使ったこと無かったんですが
 用紙設定で「仕上がり枠」設定がちゃんとB5になってれば「画像ファイル(寸法指定)」の
 「出力範囲」>「トンボの内側まで」で出力すると、きっちりB5にトリミングしたデータに
 なるんですね。知らなかったのでコミスタでページ全部出力した後、フォトショでトリミング
 してました(恥ずかしい…)。

●面付けする
1・まず「面付け用紙」を作ります。
「用紙テンプレート」でB4横向きの「面付け用紙」データを作ります。数値はこんな感じで。

711copy07

「内寸」の基本枠数値を↑の様にすると、丁度センターにガイドの青線が入るので便利です。

2・面付け用の作品ファイルを作ります。 
 先ほど作った「面付け用紙」を選んで今回の場合「6P(12pの半分なので)・右綴じ・
 見開き・右始まり」
の作品ファイルを作ります。なんかこんな感じの、あまり見たことのない
 データができますw。

711copy08

これに(PhotoShopの回の図を参考に)こんな感じでページを配置していきます。

711copy09

※1,2pの見開き1セットが両面印刷用の1枚目(先の例で言うと「1maime」)になります。

●PDFで出力する

 ここが1番のキモなのですが、コミスタのPDF出力は72dpiで固定されています。どうやら
これは仕様らしいのですが(イミフですな)、これで出力すると3m×2mといった巨大な
PDFファイルになってしまい、コピー機で「原稿サイズ非対応」となるわけですす。

 じゃあどうするかと言うとフリーのPDF書き出しソフトを使います。
今回は「PrimoPDF」というフリーアプリを使いました。
 これはアプリの印刷機能を利用して、紙に印刷する代わりにPDFファイルを出力する
ソフトです。

1・まずコミスタの1,2ページの見開きを表示した状態にして、「ファイル」>「印刷」を
 選びます。
2・PrimoPDFがインストールしてあればプリンターを選ぶところに「PrimoPDF」が
 追加されているはずなのでそれを選択。
3・次にプリンターの「プロパティ」「レイアウト」>「印刷の向き」「横置きに回転」を選択、
 「用紙/品質」で「色」を「白黒」にします。
 更にの下の方にある「詳細設定」で(今回の例では)「用紙サイズ」をB4、「印刷品質」を
 「600dpi」
にしてここでの設定は完了。

711copy10

 印刷画面に戻って「印刷範囲」>「ページ指定」を選択(今回は1Pから2Pまでになって
いれば正解です)、「OK」を押すと印刷処理がはじまります。「印刷が完了しました」の
表示後に「PrimoPDF」の設定画面が開きます。

4・PrimoPDFで実際に作成するPDFの設定をします。
 「カスタム」タブを押して「一般」の項目でPDFのバージョン(1.3、1.4、1.5の どれでもOK。
  今回は1.4を選択)と解像度を設定(今回は600dpi)。
 「一般」の下にある「白黒」を選択し「ダウンサンプル」を「オフ」にしておきます(実際に意味が
  あるのかは判りませんが念のため)。

711copy11

 これらの設定が終わったら「OK」を押して最初の画面に戻り「ファイルの保存先」で
保存場所とファイル名を指定、「ポストプロセス」で「PDFを開く」を選択します。
 その後「PDFを出力」ボタンを押すとPDFファイルが生成され、AdobeReaderが起動して
生成されたPDFファイルが表示されます。PhotoSHopの時の様に「プロパティ」でサイズやPDFの
バージョンやページ数等を確認します。
 ※この時点で生成されるPDFはやたらとファイルサイズがデカいです(90MB超)が、
 Readerで別名保存してやると異常に小さくなります(今回は3MB弱!)
。おそらく
 ものすごい最適化が行われているのでしょうが…(;・ω・)。
 モニター上で400倍に拡大してみても目に見える劣化は見られません…。多分
 大丈夫でしょう(出力実験はしていません)。

問題なければ同じ手順で2枚目、3枚目のPDFを作成します。

…お疲れ様でした。

●他の画像ツールを使う場合

 理屈の上では印刷機能を持つ画像処理ソフトならPrimoPDFが使えますが
(Windowsフォトビューアでも一応できました。詳細な確認はしていませんが)、コミスタの
場合とは少し手順が異なります。
 ここでは軽く流しますが、先のPhotoShopで作った「01_omote」「01_ura」のような
画像を作ったらそれぞれを「01_omote.pdf」「01_ura.pdf」としてPrimoPDFで出力、
後はフリーのPDF結合ソフトで結合します。
結合ソフトはググれば色々出てきますのでお好みで。
 ※以前は最終的には「pdf_as Ver1.23」というのを使い、問題をクリアしました。

●「原稿サイズ非対応」がでまくった原因(読み飛ばしてOKです)。
PDFファイルを作る方法は幾つかありますが、コミティアの時、PhotoShop単体では
複数ページのPDFが作れないと知り、その時点ではBridgeの使い方はおろか
存在も知らなかった俺が、最初にとった手順は以下のようなものでした。

1・PhotoShopで「01_omote」「01_ura」を作りTiffで書き出す
2・フリーのPDFソフトで画像ファイルを読み込んでPDF&化結合
3・「原稿サイズ非対応」(;・ω・)

…最初は「Tiffだから失敗したのか?」「600dpiで作ったからデータサイズが大き過ぎたのか?」
と色々悩みましたが、結論から言うとその時使ったフリーのPDFソフトが元の解像度の数値を
参照せず、強制的に72dpiにしてしまっていたからでした
(印刷サイズは元の画像ファイルに
依存します、とReadMeにはあったのですが上手く反映されなかったみたいです)。
当然世の中にはちゃんと動作するフリーソフトもありますが、中には不安定なものもあるようです。
なので最初のPDF化にはAdobe純正アプリか、事前に動作確認をしたフリーアプリを使いましょう。
※ぶっつけ本番はダメ、絶対!


●印刷の流れ

ここはさっくりいきます

1・液晶画面で「コピー」ではなく「文書プリント」を選択。
2・メディアを選択(USBとかSDとか)するとコピー機の上の方にあるリーダーの
 フタが開くので指示に従ってメディアを挿入。
3・読み込みが完了するとメディアの中身が表示されるのでファイルを選択。
 ※PDFがちゃんと出来てなければ「原稿サイズ非対応」と
 壊れアイコンで表示されます(トラウマ)

4・PDFファイルを選択。複数ページファイルなので「指定されたページをプリント」
 「最初のページ」を1P、「最後のページ」を2Pに設定
5・印刷の基本設定をします。
 「カラーモード」>「白黒」
 「仕上りサイズ」>「B4」
 「2枚を1枚に」>「しない」
 「両面印刷」>「短辺とじ」

6・印刷部数を入力します。
 ※いきなり全部印刷しないで試しに1枚プリントして、間違いないかチェックするのをオススメします。
7・ベンダーに入金してプリントします。
 ※あらかじめ「nanacoカード」を作っておくのをオススメします。コピー機のベンダーは
 現金は硬貨しか対応していないため、カードで支払いが出来るとイベント前に
 貴重な硬貨を消費しなくて済みます。
 ※プリント時間は50枚(両面なので100回)出力するのに10分弱かかります。頑張って黒い原稿を
 作成した場合、大体半分を超えた時点で一度コピー機が1,2分停止します。恐らく機械を冷却して
 いるのでしょう。あせらずに待ちます。
8・必要なファイルのプリントが終わったら忘れずにメディアを回収して帰りましょう!


以上、お疲れ様でした。

大変良い機械ですのでどんどん活用したいですね(オフセ落とした時とか)。

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2014.04.26 | トラックバック(0) | 同人

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